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くも膜下出血後、片手でも料理を作れるようになりたい!【リハビリセンターありがとう】

片手で扱える調理器具で訓練し、ご自宅で料理ができるように!

A氏(50 代 男性 要介護2 くも膜下出血発症後、右片麻痺)
くも膜下出血発症後、家事はすべて同居するお母様がしていましたが、「母も高齢になってきたので、自分でできることを増やしたい。
家事ができるようになりたい」というA氏の希望を実現させるため、まずは「自宅で料理を作る」ことを目標に取り組みました。
実施前

片手では包丁などの調理器具が使えない

利き手ではない左手で調理器具を扱うことが難しく、片手で食材をしっかり押さえることができませんでした。
味付けやガスを使うことはできるので、片手で扱える調理器具を提案し、使い方に慣れるまでデイにある家庭用台所で調理の実践訓練を行うことにしました。

訓練内容

調理器具・自助具の使用

一品料理を作る過程で、以下のような器具を提案し、使用して
もらいました。

    1. 片手で洗えるハンドブラシ
      →吸盤のついたブラシに手を押し当て、手を洗う。
    2. くぎ付きまな板
      →食材を固定でき、切りやすい。
    3. 左手用包丁
      →左手でも握りやすく、扱いやすい。

調理方法

大根やニンジンなどの転がりやすいものは適当な長さで輪切りにし、切った面を下にして安定させてから皮を切り落とすなど、食材の切り方などを指導しました。

専門職の指導

理学療法士が立位を安定させるバランス訓練・手指の巧緻性トレーニングなどを指導しました。

  • 玉ねぎのみじん切りをするA氏
実施後

器具の使用方法に慣れ、自宅の環境が整ったことで調理が可能になった

デイでの調理の様子をご家族にお伝えし、調理器具や自助具など、実践訓練で使用したものをご自宅にも用意していただきました。
実践訓練で使用したレシピを基に、ご自宅でも調理をしたり、ご家族の調理を手伝うなど、「自分でできることが増えた」とA氏はもちろん、ご家族もとても喜ばれています。