活動、プログラムなど
脳と体の活性化
畳や縁側など、「デイの家」ならではの環境を使ってゆったり体操を行い、いつまでもご自分の力で生活できる体づくりを目指します。また、認知症の予防や改善に効果があるとされている視覚トレーニングや注意分割トレーニング(二つのことを同時に行う「デュアルタスクトレーニング」)などを生活ケアの中に自然に取り入れ、脳のさまざまな機能を活性化します。
認識力へのアプローチ
認知症の方へは、二つのことを同時に行う「デュアルタスクトレーニング」が効果的です。「デイの家」では、4色テープの棒トレーニングと足踏み体操を実施しています。
手続き記憶の活用
一度乗れた自転車は何年たっても乗ることができるのと同じように、認知症の方もさまざまなことを無意識に行うことができます。脳がやり方を忘れてしまっても、体が覚えていることはたくさんあるからです(手続き記憶)。「デイの家」では、そのような「手続き記憶」を活用して園芸や食事作りなどに参加していただき、「やり遂げた!」という達成感を味わっていただきます。
さまざまな季節行事
ご利用者とゆっくりかかわりながら、季節ごとのさまざまな行事を通して、「喜び」「楽しさ」「安心感」を一緒に体験します。
また、季節行事は見当識(日付、季節、時間などを認識する力)を刺激し、心身の機能回復にも効果的です。
季節の花を観賞したり、ひな祭りやそうめん流しなど、季節の行事を楽しんでいます。
ノンバーバルコミュニケーション訓練
身ぶり手ぶりのトレーニングや、表情をつくり、表情を読み取るトレーニングなど、非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)のトレーニングを取り入れています。
役割づくり
デイの家での生活の中で、お一人おひとりの能力、症状に応じた役割を担っていただき、いつまでも自尊心や自信を持って生活していくことを支えます。
それぞれの生活歴や症状に合わせて、役割を持ってもらい、その人らしく豊かな時間を過ごしてもらいます。