2017.07.03
トイレでの排泄が増え、更衣介助を必要としなくなり、介助がスムーズに!
D氏(70 代 男性 要介護度3)
D氏は、夜間・日中ともに失禁がありました。失禁が増えたことから、ご自宅でのご家族の排泄介助の負担が増加していました。また、ご家族が朝の更衣をされようとすると、D氏は暴言や暴力を振るわれ、更衣を拒否されていました。
ご家族は、D氏が失禁したままや更衣ができていない状態ではデイへ行かせられないと思い、どうすれば失禁が減り、更衣ができるのか、困っておられました。
実施前 |
夜間・日中ともに失禁があり、暴言や暴力により朝の更衣が困難な状況でした。
ご家族は失禁したままや更衣ができていない状態ではデイに行かせられないと思い込まれており、ご家族の負担がかなり大きくなっていました。また、ご家族の焦る気持ちが、D氏をより興奮させてしまっていました。
訓練内容 |
適切な声かけでトイレで排泄する回数が増加
実施後 |
失禁回数が減り、トイレで排泄する回数が増えたことで更衣を必要としなくなりました。それに伴い、更衣への拒否が自然と少なくなり、「朝の更衣がスムーズになりました」とご家族から報告がありました。
また、ご家族に介助のポイント・工夫を伝達することで、介助がスムーズになったようです。負担が軽減したことでご家族の気分にも余裕が生まれ、ご利用者の暴言や暴力もなくなりました。
各施設の改善事例を紹介いたします